私は、究極の学力アップ法を求めて、家庭教師をはじめ、クラス
での一斉授業、個別指導といろいろな形態で子供たちを指導した
経験がありますが、もし私が、同じ子供にいろいろな形態で英語
を教えて、その学習効果を比べることができるとしたら次のような
結果になると思います(指導する時間は同じとします。数字は@の
学習効果を10として比べた場合のものです)。
@1対1の個別指導…10
※黒板を使って授業を行う場合。
A家庭教師…8
※緊張感がないことが最大の欠点になります。プロである私が
指導したとしても、@に比べると緊張感はかなり小さくなります。
B15名くらいまでのクラスでの一斉授業による指導…5〜7
※子供のタイプによってはこの指導法が1番伸びる場合もあり
ます。また、この指導法は@やAに比べて指導できる時間が
多くなるため(週に120分〜160分程度)、実績のある指導者
なら大きな学力アップも期待できます。
C1対2の個別指導…4
※@やAに比べて1人当たりを直接指導できる時間が半分に
なり、また教える時間が細切れになるため、効果は半分より
小さいものになります。2人の生徒の内、もう1人が英語以外の
勉強をしている場合は効果はさらに小さくなります。
D1対3以上の個別指導…1
※英語に関してはほとんど役に立ちません。
ちなみに、数学の場合は、Dの形態でもある程度の効果は期待
できます。
家庭教師や個別指導塾の指導を受ける子供の割合は年々増え
てきています。しかし、子供たちの学力が上がってきたという話
は聞いたことがありません。
その最大の理由は、教える側が素人であるということです。
私たちは、
個別=自分の子供にもわかるように教えてくれる
と思いがちですが、経験や技術や適正(素質)がなければ、
たとえマンツーマンで教えたとしても、わかるように教えることは
できません。特に、成績が思わしくないお子様の指導は、素人が
教えることで悪化させてしまう危険性もありますので十分に
ご注意ください。
一般の大学生=趣味で医学書を読んでいる人
教員免許の取得を目指している学生=医師の卵
塾の専任講師=医師
と考えていただけば、安易に個別指導や家庭教師を選択する
ことの恐ろしさに気づいていただけるかもしれません。ただし、
塾の専任講師の中にもヤブ医者はたくさんいるので、周りの
評判をよく聞くようにしましょう。
くれぐれも「○○さんとこの子供が行っているから」という理由
だけでは決めないようにしてくださいね。
